医療用のかつらとは

かつらはあくまでも嗜好品であってガン治療とは直接関係のないものですが、抗ガン剤の副作用から自分の髪がどんどん抜けていく悲しみやわびしさは、はかりしれないものがあります。治療が進めば再び毛は生えて来るでしょうが、治療中も少しでも前向きにいたいと考える人たちの中でかつらをつける事が広まり、それが医療用かつらとなっていくわけですが、ほとんど基準と言われるものがありませんでしたから、一般の専門業者から既製品を購入する事なります。

ところが統計では購入した半数以上の人が製品に対して不満を感じている事がわかりました。髪のつやが不自然であったり最初はフィットしたものの、脱毛が進むにつれサイズがあわなくなってきた、カラーや形に選択肢が少ない、通気性に乏しく蒸れる、抗ガン剤の影響から過敏になっている頭皮にかつらの毛が刺さってちくちく痛むなど、装着感の悪さやサイズの問題、さらにはつややカラーなど個人的趣向の問題まで、経費がかかるわりには粗悪なものが多い点が指摘されています。

2015年にやっと医療用かつらの基準が経済産業省によりまとめられてJIS規格が制定されました。外観・性能・試験内容など製品としての品質向上を保証するガイドラインの内容になっています。これにより感覚過敏になっている治療中の頭皮であっても快適で安心できる高品質な医療用かつらを手にする事ができるようになったのです。

品質検査・サイズ調整の有無・軽さ・快適さ・素材などあらゆる側面から標準化されています。もちろん円形脱毛症など脱毛に悩む人にもおすすめできるものです。